料理・グルメ

低温調理器ANOVAでローストビーフは簡単に作れるのか?

anova完成品
ANOVAの画像

どうも、美味しいもの大好きなきくと(@kikuto_t)です。

今回は、僕のおすすめする低温調理器「Anova Culinary Precision Cooker(以下ANOVA)」をご紹介します。

 

しっとりジューシーなローストビーフ。ほろりと崩れるサーモンのコンフィ。instagramでも何かと話題ですが、これをご自宅でつくれるとしたら?

低温調理器があれば、ご自宅で簡単にこれらの料理がつくれるんです。

低温調理に興味はあるけど難しそうだし、美味しくできる分からないし…というあなた。安心してください!ANOVAは誰でも簡単に使いこなせることを保証します。

Anova Culinary Precision Cookerって何?

ANOVAは低温調理器の名前です。ANOVAを深い鍋などに入れることで、お湯の温度を一定に保ってくれます。

それだけ?と思うかもしれませんが、低温調理にはこの機能が必要不可欠なのです!むしろ、この機能さえあれば他は何もいりません。

温度・時間を設定しておくけば、あとは食材をジップロックに入れておくだけ。ほぼ放置するだけでレストランで食べるような美味しい料理ができます。

鶏むね肉など、パサパサになりがちな食材でも低温調理をすることでしっとり美味しく変身します♪

低温調理とは?

肉のたんぱく質は主に「ミオシン」と「アクチン」があります。ミオシンは50℃から、アクチンは66℃から変性が始まります。ミオシンは変性すると生肉のグニーって食感から肉らしい歯切れのよい食感になります。一方、アクチンは変性すると水分(肉汁)が抜けてパサパサになります。

つまり、50℃~66℃で調理ができればしっとり美味しい料理ができるということですね♪

ANOVAを使ってローストビーフを作ってみた

それでは、早速ANOVAを使ってどのように調理していくのか見ていきましょう。

難しいことは何一つないのが分かるはずです。

準備しておくもの

・Anova Culinary Precision Cooker
・3P→2P変換プラグ(海外製品のため、そのままだと日本のコンセントに差せません)
・深い鍋(私は100均の深いプラスチック製のごみ箱を使っています笑)
・ジップロック
・肉
・調味料

初期設定

 

ANOVAは初期の温度表記が華氏【℉】なので、摂氏【℃】に変更します。スタートボタンを3秒ほど長押しすれば簡単に変更できます。(最初にこの設定をしたら、以降電源を切っても摂氏表示のままです)

中央の青く光るクルクルで温度設定をしたらスタートボタンを押します。たったこれだけで基本的には終了です。簡単でしょ?

なお、温度・時間はアプリからも設定できるので是非ダウンロードしてください。タイマーは時間になるとピーッピーッとアラームが鳴るだけで、自動停止するわけではないので注意してください。

ANOVAには【Wi-Fi版】と【Bluetooth版】の二種類があります。

【Wi-Fi】は外出先からでも時間や温度の設定ができますが、よっぽどのことがない限りこの機能は使わないと思うので、【Bluetooth】で十分だと思います。値段も少し安いですし。

材料の下ごしらえ

使用したのはスーパーで購入したごく普通のオージービーフ。高級和牛が美味しいのは当たり前。あくまでも、安いお肉が美味しくなることが大切なのです。

お肉に下味をつけます。塩・胡椒でも十分美味しいのですが、今回は市販のローストビーフの素を使ってみました。

まずは調味料をお肉にまんべんなく刷り込みます。

ジップロックにお肉を入れます。ここでポイントになるのはできるだけ空気を抜くことです。ジップロックに空気が入っていると、うまく熱が伝わらないので出来上がりがいまいちなものになってしまいます。

写真のように、水に入れながら空気を押し出すようにチャックをすればうまくできます。

今回は57℃で2時間過熱しました。肉の厚さによって加熱温度や時間は変えるべきなのでしょうが、いままでこの設定で失敗したことはないので初めての方はこの設定でいいかと思います。

あとは、好みの問題となりますので自分の

2時間経ったらお湯の中から引きあげます。最後にフライパンで表面をさっと焼きます。表面の細菌を焼き殺すイメージですね。焼きすぎて、火を通しすぎないように気を付けてください。

そして完成したローストビーフがこちらになります。とても綺麗なロゼ色になりました。自宅で作ったものだとは思えないぐらいのクオリティだと思いませんか?もちろん味もとっても美味しいです。ぜひ作ってみてください。

anova完成品

おまけ

もちろん、ANOVAではローストビーフ以外にも様々な料理が作れます。

豚の角煮やサーモンのコンフィなど、作ろうと考えると少し面倒と思うものも放置するだけで簡単に作ることができます♪

サーモンのコンフィ

ANOVAを使う際の注意事項

低温調理は45~65℃の温度で調理をしますが、この温度は雑菌が活発に活動する温度でもあります。包丁やまな板、ジップロックなど調理器具をしっかり洗ってから使うようにしましょう。

k心配な方は最後に食品の表面をしっかり焼くなどして殺菌するようにしてください。

ANOVAの感想

ANOVAは誰にでも簡単に低温調理が作れるとの話でしたが、想像以上に簡単でした。使い方さえ分かれば子供でも美味しい料理ができるレベルです。

基本的に、下味をつける→低温調理をする→表面を焼くといって3ステップだけなので失敗することもありません。

ちょっと美味しいものを食べたい日や、大切な人の記念日にANOVAが大活躍すること間違いなしです♪