一人旅をするとき、どんなホテルに泊まりますか?
高級ホテル・ビジネスホテル・旅館などに止まる人が大半ではないでしょうか。学生の方はネットカフェに泊まるような人もいると思います。もちろん、そういったところに泊まるのも旅行の醍醐味ではあります。
私も、昔はビジネスホテルに泊まることが多かったです。しかし、ゲストハウスに泊まってからはその考えが変わりました。一人旅を120%楽しむためには、ゲストハウスに泊まるという選択肢が必要不可欠と言えるほどに!!
せっかくの一人旅、普段とは違う旅行の仕方をしてみたいと考えている方には強くゲストハウスをおすすめします。ガイドマップに載っている場所を回るだけでは体験できない魅力が詰まっているのです。
「ゲストハウスに泊まってよかった!!」と言ってもらえるよう、あなたのゲストハウスデビューを後押しできたら幸いです。
この記事にはこんな事が書かれています。
- ゲストハウスに泊まるメリット・デメリット
- ゲストハウスの宿泊料金
- どんな人にゲストハウスがおすすめか
ゲストハウスってなんだか分からない、知ってるけどあまりいいイメージを持っていない方もいるかもしれません。
ゲストハウスは、万人受けするようなものではないです。しかし、気になるゲストハウスに行くために旅行すると言う人もいるぐらい、どハマリする人もいます。
目次
一人旅でゲストハウスに泊まるメリット
ゲストハウスに泊まるとたくさんのメリットがあります。その魅力から逃れられなくなった人もいます。(←私のことですが笑)
そこには、いったいどんな魅力が詰まっているのでしょうか?
1.普段関わることのない人と出会える
職場の人・家族・サークルなど、普段の生活していく中で関わる人はほとんど一緒ではありませんか?
特に、社会人になると自分から行動を起こさないと交友関係が広がりにくいものです。転職などをすれば変わるのでしょうが、そこまでのエネルギーを使いたくない人も多いと思います。
サラリーマン生活だけしていると、どうしても価値観が凝り固まってしまいます。
ゲストハウスには職業関係なく、多種多様な人が泊まりに来ます。私が今まで出会った人の中には「フリーランス」「企業家」「ゲストハウス巡りしながら生活している人」など、普通なら出会うことのできない人がいました。
そういった人達の話を聞くとすると講演会などに行ったりしなくてはならないですが、ゲストハウスならざっくばらんに話をすることができます。
2.現地の詳しい情報を知れる
ゲストハウスに泊まると、市販のガイドマップでは知ることのできない情報を得られることができます。
ゲストハウスのオーナーさんは、その地元を好きな人が多くとても詳しい情報を持っていることが多いです。地元民しか知らない美味しいレストランや、穴場の観光地などガイドブックには載っていないような情報を教えてくれます。ゲストハウスによっては、オーナーさん自らが作ったガイドマップを置いてあるようなところもあります。
あなたの希望に沿った観光地を探したいなら、インターネットやガイドブックで調べるよりもオーナーさんに聞くのがおすすめです。
他の観光客の人から時期限定のお得情報を聞けたり、オーナーさんさえ知らない最新情報をゲットできたりもします。
3.ビジネスホテルより格安で泊まれる
日本国内のゲストハウスの料金は2,000円〜4,000円程度のところが大半です。
ビジネスホテルが5,000円〜というところが多いことを考えると、かなりお手頃な値段だと言えますね。宿代を節約をしたい学生の方、観光やグルメにお金を使いたい方にはぜひおすすめです。
「宿代が安いと、その分寝る環境が悪いんじゃないの?」と思う方もいるかと思いますが、そんな事はありません。特に、日本人オーナーが経営しているゲストハウスは、清潔で快適に寝られるところが大半です。
エアコンなどの空調設備が完備してあるところも多くあり、もしかすると自宅よりも快適に寝られるかもしれません。
逆に、日本語が通じないゲストハウスだと清掃などが雑な場所が多いようなイメージが多かったです。
初めてゲストハウスに泊まる方は、日本人オーナーが経営していてホームページもしっかり整えられているところに泊まるといいでしょう。
4.外国人観光客と交流できる
ゲストハウスには外国人観光客も宿泊します。アメリカや中国はもちろん、スペインやイギリスから旅行に来ている人もいました。
ゲストハウスに泊まる外国人観光客は、日本好きな人が多いので非常にフレンドリーに接してくれます。片言の英語でもしっかり聞いて談笑してくれる人が多いので、自分の英語力を試したいという人は積極的に交流してみてください。
新しい世界が広がっていくのを感じることができるでしょう♪
一人旅でゲストハウスに泊まるデメリット
ゲストハウスに泊まるメリットは分かったけど、デメリットも知りたいですよね。
では、早速デメリットを書いていきます。
1.マナーの悪い人がいる場合がある
ゲストハウス(ドミトリー)は4~6人が同室になることが多いです。いわゆる相部屋ですね。
基本的に夜は静かにするというマナーがありますが、まれに集団で来た人たちが夜遅くまで部屋で騒ぐということがあります。特に長期休みの学生さんが同室の場合は、少し覚悟する必要があるかもしれません。(もちろん、マナーのいい学生さんもたくさんいます。)
深夜になると、オーナーさんは自宅に帰ってしまう場合もあるので高圧的に注意するのはトラブルになりかねないので避けたほうがいいでしょう。
他には「いびき 」「携帯アラーム」「寝言」などの雑音がある可能性があります。
もし音が気になるようでしたら、耳栓を持っていくといいですよ。
また、洗面所やトイレ・シャワールームなど共有スペースがありますが、そこの扱いが汚い人がいるのも事実です。
そうはいっても、私の経験上マナーが悪い人はそれほど多くないので過度に心配することはないですよ。
2.盗難のリスクがある
ゲストハウス(ドミトリー)はビジネスホテルとは違い、個室ではありません。基本的に2段ベットが数台置いてあり、自分のスペースはベッドの上でカーテンで仕切るタイプになります。
そのため、貴重品をベッドの上に放り投げておくと盗まれる可能性があります。特に、財布・スマホ・など頻繁に出し入れする高額なものに関しては常に持ち歩いておくほうがいいでしょう。
せっかくの旅行で、盗難のトラブルに会いケチがついたらもったいないです。最低限の防衛は自分自身でしましょうね。
リュックなどの大きい荷物に関しては、大体のゲストハウスにはロッカーがありますので入れて鍵をしておけば大丈夫です。
3.ホテルなどよりも自由度が低い
ビジネスホテルでは、チェックインさえすれば以降は何時に帰ってこようが問題ないですよね。ところが、ゲストハウスには消灯時間や共有スペースを使える時間が決まっているところが大半です。
特に、シャワールームの利用時間が決まっているところが大半でした。不特定多数の人が好き勝手に使っていたら、寝ようとしている人の迷惑になるので仕方ない対応だと思います。
もちろん、深夜の電話などもマナー違反になるので個室ホテルと同等な生活を過ごすことは難しくなります。
ゲストハウスに泊まるのが向いている人・向いていない人
ゲストハウスはビジネスホテルなどと比べて、他の宿泊客と関わる機会が非常に多いです。そのため、泊まるのに向き・不向きがある宿泊施設となります。
- 行き当たりばったりな旅が好きな人
- コミュニケーション能力が高い人
- 人見知りをしない人
- 騒がしくても平気な人
- 人と違ったマイナーな観光をしたい人
ゲストハウスは、ただ泊まるだけでなく宿泊施設まで旅行の目的の一つとすることができます。非日常的な刺激がほしい、自分の生活圏にはいないような人と交流したい、ガイドマップに縛られない自由な旅行がしたい人におすすめです。
- フカフカのベッドで休みたい人
- 一人で静かに過ごしたい人
- 人と関わるのが好きではない人
人と関わるのが苦手で、ひとり静かに旅行を楽しみたいという人にはゲストハウスはあまりおすすめできません。
もちろん、観光情報を得るために泊まるのもいいですが、100%快適にすごせるとは言い難いでしょう。
一人旅でゲストハウスに泊まるときの注意点
ゲストハウスに泊まるときの注意点をいくつか挙げていきます。マナーの部分から、ゲストハウスならではの注意点もあるので参考にしていただけたら幸いです。
1.深夜に騒がない
他の宿泊客の迷惑にならいよう、遅くても23時以降のおしゃべりや音の出る行為はやめておくきましょう。
次の日の朝が早い人もいます。なにより、トラブルの原因となる可能性が高いです。せっかくの旅行でお互いに嫌な気分になるリスクは取る必要がありませんよね。
どうしても話がしたい場合には寝室ではなく、リビングなどの共有スペースなどで小声で話すようにしましょう。
2.共有スペースをきれいに使う
トイレ・シャワールーム・キッチンなど、共有スペースが数多くあるゲストハウスでは使ったら綺麗にすることを心がけましょう。
特に、洗面台などの水回りはビチャビチャになりやすいので、使ったら水気を拭くようにしてください。
次に使う人が気持ちよく利用できるようにすることが大切です。自分だって、使おうとした洗面台は濡れていたら気分が下がりますよね。みんなが気持ちよく使えることで、素敵なゲストハウスになります。
3.あいさつをしよう
顔を合わせたら、会釈でもいいのであいさつをしましょう。
たったそれだけのことかもしれませんが、ゲストハウスの雰囲気が良くなります。もしかすると、そこから雑談がはじまり想定していなかった出会いがあるかもしれません。
ゲストハウスに泊まっている人は、他の宿泊者と交流したいと考えている場合が多いく、フレンドリーに話を返してくれる人が多いです。
せっかくゲストハウスに泊まるんです。積極的に他者との交流をしてみてはいかがでしょうか?
4.荷物管理をしっかりしよう
デメリットの所でも述べましたが、貴重品などの荷物管理はしっかり行いましょう。
リュックやパソコンは鍵付きロッカー、財布やスマホは自分で持ち運ぶなどして防犯意識を持つことが大切です。特に、パソコンをベッドの上に置いたまま出かける人をよく見かけますが、悪い人がいたら簡単に盗まれると思います。
見ず知らずの他人がいる部屋なので、万が一盗まれるということも十分に考えられます。自己責任になりますので、自己防衛をするようにしましょう。
ロッカーにも入らないような大きい荷物がある場合は、あらかじめオーナーさんに連絡して保管してもらうといいですよ。
ゲストハウスに泊まるときにあると便利な持ち物
いざ、ゲストハウスに泊まることを決めたけど、ビジネスホテルと違って何が揃っていて、何が必要なのかわからない人も多いと思います。
そこで、私が感じた持っておくと便利だと感じたものを以下に書いておきます。
耳栓→騒音対策
S字フック→タオルや服を引っ掛けるときに便利
歯ブラシセット→有料のところが大半
シャンプーセット→置いていない場合もある
パジャマ→ホテルと違って用意されていない
南京錠→かばんの防犯
電源タップ→コンセントは1~2つしかない
マスク→乾燥対策
ミニ懐中電灯→深夜にトイレに行くときなどに便利
ジップロック→入浴時の貴重品の持ち込みに
ゲストハウスに泊まるときによくあるQ&A
番号 | 質問 |
1 | 門限ってあるの? |
2 | ゲストハウスに個室はないの? |
3 | 食事サービスはある? |
4 | 女性一人で泊まるのは危ない? |
5 | アメニティは揃っているの? |
1.門限ってあるの?
基本的に門限はありませんが、夜間になると出入り口がロックされるゲストハウスが大半です。
チェックインのときに、夜間に出入りする場合のパスワードやカードキーを渡されます。それを覚えていないと夜間は入ることができなくなるので、十分に注意してください。
特に、パスワードの場合にはもらったらすぐに写真を撮ってスマホに保存することをおすすめします。
2.ゲストハウスに個室はないの?
ドミトリー(相部屋)が多いですが、個室のあるゲストハウスも存在します。ドミトリーよりも割高ですが、ゲストハウスの雰囲気を味わいたい人にはおすすめです。
個室があるかどうかはホームページを確認してください。それほど数は多くないので、見つけたら早めに予約するといいですよ。
3.食事サービスはある?
基本的には、ゲストハウスは宿泊する場所を提供するというイメージなのでしっかりとした食事サービスがある場所は少ないです。とはいえ、オーナーさんがおすすめの飲食店を教えてくれるので、食事に困ることはありません。
最近では、パンなどの軽食ならサービスで出しているゲストハウスも見かけるようになりました。
オーナーさんが食にこだわっていたり、地元の飲食店とコラボして食事を出してくれる場所もあります。その場合は、ぜひそこで食べてみてください。私の経験上、しっかりした料理の出てくるゲストハウスの食事は全部美味しいと感じました。
4.女性一人で泊まるのは危ない?
ドミトリー(相部屋)だと男性と同じ部屋になる可能性もあり、女性は怖いと感じることがあるかもしれませんよね。
多くのゲストハウスでは、女性専用ドミトリーがあり男性が入室できないようになっているので安心してください。
男性とトイレ・洗面所別のゲストハウスも増えてきているので心配な方はそういったところを探すといいですよ。
5.アメニティは揃っているの?
シャンプー・タオルなどのアメニティに関しては揃っているところが多いですが、同時に有料での貸し出しのところも多いです。
最小限の荷物で旅行したいならレンタルするもよし、節約旅行をしたいのなら自分で持っていくのもいいでしょう。
ビジネスホテルのように揃っていることを期待していくとがっかりしますが、必要最低限のものは揃っていると考えて大丈夫です。
ゲストハウスに泊まる時のまとめ
- ゲストハウスに泊まると非日常な刺激を味わえる
- いろんな価値観の人と出会える
- 穴場スポットを知れる
- 格安で泊まれる
- 泊まる際の注意点・あったら便利なもの
今回の記事では、ゲストハウスに初めて泊まる方へのメリットや注意点などについて紹介しました。
初めてのことにはどうしても躊躇してしまいがちですが、勇気を出して一度経験してみると世界が広がりますよ。
あなたがゲストハウスに泊まるきっかけの1つになれば幸いです。